春日本院のブログ
2020年2月27日 木曜日
肩峰下滑液包炎 徳洲会病院そば 日の出院 田上
こんにちは
今日から肩の症状とそれに対する対策を書いていきます!
もしよければ参考にしてくださいね
肩峰下滑液包炎とは名前の通り、肩峰の下にある滑液包が炎症をおこしている状態です。
インピンジメント症候群です。
滑液包は棘上筋の滑りを滑らかにする役割があるのですが、この2つが肩峰と上腕骨に挟みこまれて(インピンジメント)棘上筋に炎症があれば腱板炎、
滑液包に炎症があれば滑液包炎となります。
滑液包とは滑液を含んだ袋の事で、
滑液とは筋肉、腱、靭帯などと骨との摩擦を軽減したり関節の動きを滑らかにする役割があります。
骨との摩擦により炎症が起きない様に、また腱などが断裂しないために滑液包があります。
また細胞に酸素や栄養素を運ぶ作用もあります。肩関節の滑液包には関節包の内圧を調整する役割もあります。
肩峰の下には腱板の一つである棘上筋が通っています。棘上筋と肩峰との摩擦の影響を少なくするために滑液包がクッションのような役割をします。
滑液包の作用で棘上筋がうまく働く事が出来ているのです。
ひっかかり感やつまり感
インピンジメント症候群の方に多く見受けられる症状です。肩峰下滑液包炎の発生にもあるように滑液包が炎症をおこすのには肩関節が
インピンジメントしている事が多いです。
夜寝ている時に痛みがある事があります。滑液包炎に限らず、肩の痛みがある人は夜間痛を伴うケースがあります。
痛い方の肩を下向きにしたまま寝られると特に痛みが増す事が多いです。原因はまだはっきりとはしていませんが、
1番よく言われているのが「関節内圧の上昇」です。
夜間痛の原因
・関節内圧の上昇
・寝る時の姿勢
・血流の悪化
・副交感神経優位
可動域制限
急性期・・・炎症による痛みや腫れ
慢性期・・・筋肉の萎縮、筋力低下、関節の拘縮
横向きで寝る場合・・・痛みがある側の肩を上にした状態で寝ます。クッション(バスタオルなど)を抱えて寝るようにしましょう。
クッションがない状態で寝ると上肢の重みで体が前に落ち込むような体勢になります。
その影響で背中側の筋肉(主に棘下筋や小円筋)が伸ばされことで痛みがおきます。
クッションを抱えることで上肢の重さを軽減させることが目的です。
上向きで寝る場合・・・肘の下(又は肩~肘にかけて)にクッションをひきましょう。
肘の下にクッションがあることで肩とベッドの隙間を埋めてくれます。この隙間がある状態だと肩関節の内圧があがりやすくなります。
また抱き枕をお腹の上で抱えこんで腕の重みを軽減させることで痛みが軽減するケースもあります。
二つ目は血流の循環を上げることです。
肩以外にも言えることですが、温めることで血流循環があがります。血流が良くなることで筋肉も良い状態になりやすいです。
入浴することで体を温めめる、肩にタオルを巻く、張るホカロンをして寝てみるなど絶対に冷やしてはいけません。
大事な事は、肩関節内における血流をどんどん上げて老廃物・痛み物質を代謝させていく事です。
今日から肩の症状とそれに対する対策を書いていきます!
もしよければ参考にしてくださいね
肩峰下滑液包炎とは名前の通り、肩峰の下にある滑液包が炎症をおこしている状態です。
インピンジメント症候群です。
滑液包は棘上筋の滑りを滑らかにする役割があるのですが、この2つが肩峰と上腕骨に挟みこまれて(インピンジメント)棘上筋に炎症があれば腱板炎、
滑液包に炎症があれば滑液包炎となります。
滑液包とは滑液を含んだ袋の事で、
滑液とは筋肉、腱、靭帯などと骨との摩擦を軽減したり関節の動きを滑らかにする役割があります。
骨との摩擦により炎症が起きない様に、また腱などが断裂しないために滑液包があります。
また細胞に酸素や栄養素を運ぶ作用もあります。肩関節の滑液包には関節包の内圧を調整する役割もあります。
肩峰の下には腱板の一つである棘上筋が通っています。棘上筋と肩峰との摩擦の影響を少なくするために滑液包がクッションのような役割をします。
滑液包の作用で棘上筋がうまく働く事が出来ているのです。
ひっかかり感やつまり感
インピンジメント症候群の方に多く見受けられる症状です。肩峰下滑液包炎の発生にもあるように滑液包が炎症をおこすのには肩関節が
インピンジメントしている事が多いです。
夜寝ている時に痛みがある事があります。滑液包炎に限らず、肩の痛みがある人は夜間痛を伴うケースがあります。
痛い方の肩を下向きにしたまま寝られると特に痛みが増す事が多いです。原因はまだはっきりとはしていませんが、
1番よく言われているのが「関節内圧の上昇」です。
夜間痛の原因
・関節内圧の上昇
・寝る時の姿勢
・血流の悪化
・副交感神経優位
可動域制限
急性期・・・炎症による痛みや腫れ
慢性期・・・筋肉の萎縮、筋力低下、関節の拘縮
横向きで寝る場合・・・痛みがある側の肩を上にした状態で寝ます。クッション(バスタオルなど)を抱えて寝るようにしましょう。
クッションがない状態で寝ると上肢の重みで体が前に落ち込むような体勢になります。
その影響で背中側の筋肉(主に棘下筋や小円筋)が伸ばされことで痛みがおきます。
クッションを抱えることで上肢の重さを軽減させることが目的です。
上向きで寝る場合・・・肘の下(又は肩~肘にかけて)にクッションをひきましょう。
肘の下にクッションがあることで肩とベッドの隙間を埋めてくれます。この隙間がある状態だと肩関節の内圧があがりやすくなります。
また抱き枕をお腹の上で抱えこんで腕の重みを軽減させることで痛みが軽減するケースもあります。
二つ目は血流の循環を上げることです。
肩以外にも言えることですが、温めることで血流循環があがります。血流が良くなることで筋肉も良い状態になりやすいです。
入浴することで体を温めめる、肩にタオルを巻く、張るホカロンをして寝てみるなど絶対に冷やしてはいけません。
大事な事は、肩関節内における血流をどんどん上げて老廃物・痛み物質を代謝させていく事です。
投稿者 春日本院